沖縄でポピュラーな野草フーチバー。その正体は誰もが知るあの食材!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0

フーチバー

沖縄にはたくさんの野草が自生していて、美味しく食べられる食用の野草も多いです。今回はその中でもよく食べられている、「フーチバー」という野草を紹介します。

どんな草?

フーチバーは、本州でも知られる、柔らかく香りのよい「よもぎ」です。鋭いギザギザの葉が特徴的です。ただし、本州のものより苦みがまろやかな「にしよもぎ」という種類で、色も濃く葉も大きいです。香味野菜として栽培されており、沖縄ではほとんどのスーパーや八百屋などで当たり前のように販売されています。

どうやって食べる?

昔の沖縄では、夏の高温のためにお米が割れてしまいボロボロだったので、よもぎをいれて餅つきをして、フーチバームーチー、いわゆるよもぎ餅にして食べたそうです。そこからフーチバーは「モチグサ」とも呼ばれるようになりました。
現在の代表的な食べ方は、「フーチバージューシー」や「ヒャージャー汁(山羊汁)」です。
「ジューシー」とは炊き込みご飯や雑炊のことをいいます。細かく刻んだフーチバーを、茹でた豚肉などの具と一緒に、かつお出汁や豚の茹で汁で炊いた炊き込みご飯や雑炊は、フーチバーのほろ苦さが引き立って美味しいです。
ヒャージャー汁では、フーチバーは臭み消しとして使われます。山羊肉は沖縄ではよく食べられていますが、臭みがとても強いため、フーチバーがたっぷり入れられます。
他に、沖縄そばにもよく合います。天ぷらにしても美味しいです。

栄養素

フーチバーは栄養価が非常に高いです。ビタミンA、ビタミンB、カロテン、ビタミンC、ビタミンK、カルシウム、カリウム、鉄分、食物繊維などを豊富に含み、特にビタミンK、鉄分、カリウム、食物繊維は野菜類の中でもトップクラスの含有量を誇ります。カロテンはほうれん草よりも多く含まれています。香り成分としては、シオネール、セスキテルペンなどを含みます。

健康効果

沖縄では「名医草」とも呼ばれるフーチバー。頭痛、発熱、神経痛、リウマチ、胃腸の症状、高血圧、咳、喘息、打ち身、貧血、冷え性などに効能があり、万能の薬草として重宝されています。
コレステロールを低下させ、脂肪を分解し、細胞の働きを活性化させる効果があります。ダイエットや老化防止に最適です。繊維を多く含むフーチバーは血液の流れもよくすることから、動脈硬化や心臓病など成人病の予防にもなります。香り成分のシネオールはリラックスや安眠効果があり、アロマテラピーにも用いられています。

料理を引き立てる美味しさに加えて、非常に高い栄養価と、万能薬と言えるほどの健康効果を持つフーチバー。健康で病気になりにくい身体作りに、一役買ってくれそうです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加