目の組織・部位について

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日頃何気なく使用している自分の目も、複雑な作りをしています。今回は、黄斑部、毛様体、毛様体筋について紹介します。

網膜の中心である黄斑部

黄斑部は、目において画像を捉える部分の中心部です。眼球の前側にある光は瞳孔を経由し水晶体というレンズにて、網膜に結合されます。網膜は光を感じ取る細胞でできていて、デジタルカメラに例えると、ちょうどCCDセンサーにあたります。ここで取得された光データが脳に送られることにより、脳の中で画像が結像されてものが見えるようになるわけです。この網膜のほぼ中心部が黄斑部と言われています。網膜の中心部にあるため一番視細胞が密集している場所で、感度が良い場部分です。そのため人間がものを見る時には、この黄斑部にものが映るように見ています。黄斑部で見たときの視力が一番よく、通常健康診断などで言われている視力は、黄斑部の視力となります。黄斑部から少し離れた網膜は急激に視力が落ち、0.04程度しかありません。

毛様体筋と毛様体突起から構成される毛様体

毛様体とは、水晶体の周りを取り囲むようにある水晶体の形をコントロールするための部分です。人間の目は水晶体の厚みをコントロールすることで、網膜にあたる画像のピントを合わせています。この水晶体の厚みをコントロールしているのが毛様体です。カメラのレンズと同じ技術ですが、水晶体は近くを見る時には厚みを増します。逆に遠くを見る時には薄くなるのです。このように距離に合わせて水晶体の厚さを変化させる役割を担っているのが毛様体です。毛様体は、動眼神経から副交感神経による神経支配を受けています。毛様体は40歳を超えた頃から衰え始め、近くのものを見るのに水晶体をうまく動かすことができず、ピントを合わせることができなくなってきます。それがいわゆる老眼と呼ばれているものです。

ピントを合わせるための毛様体筋

毛様体筋は、毛様体により指令を受けて水晶体の形をコントロールするための筋肉のことです。毛様体筋は、緊張状態にあると広がり、リラックス状態にあると縮まります。つまり、近くのものを見る時には毛様体は、毛様体筋に対して緊張する指示を出します。すると水晶体は厚みを増し、網膜に対して画像を結像します。逆に遠くのものを見る時には、毛様体は毛様体筋に対してリラックスする指示を送り、水晶体を引き延ばし、薄くすることにより遠くのものを網膜に対して結像します。そのため、近くのものを見る時には力を入れることとなるのです。老眼が始まると近くのものが見えにくくなるのは、毛様体筋に力を入れる力が衰えてしまったといえます。毛様体筋はトレーニングできます。近くのものと遠くのものを交互に数秒ごとで見ることで鍛えられます。

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