黄斑変性症や白内障のリスクを防ぐ?!ゼアキサンチンとは

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0

目を指差す女性

概要

ゼアキサンチンは、緑黄色野菜に多く含まれている黄色・橙色・赤色などの天然色素「カロテノイド」の一種で、強い抗酸化作用を持っています。そのため、黄斑変性症や白内障の予防効果が期待されている成分です。
自然界には600種類以上のカロテノイドが存在しますが、人体内でも網膜に存在するカロテノイドはゼアキサンチンと、それと共存するルテインの2種類だけで、ゼアキサンチンは網膜の中心にある黄斑部の主要な構成物質です。
黄斑部は視野の中心にあり、カロテノイドに由来する黄色の色素「キサントフィル」が高密度に集中しているところです。ゼアキサンチンは、そのキサントフィルのひとつで、紫外線やブルーライトなどの強い光によって増加しやすい活性酸素から黄斑部を守る抗酸化作用を持っています。

性質

サプリメント

人間の体内にはもともとゼアキサンチンが存在していますが、ルテインからしか作り出すことはできないため黄斑部にダメージを受けると徐々に消費されてしまいます。そのため、緑黄色野菜などの食品やサプリメントから摂取することが必要です。
ゼアキサンチンは脂溶性のため、油を使用して調理することで効率よく吸収することができ、活性酸素を取り除く働きをすると酸化してしまいますが、水溶性のビタミンである「ビタミンC」を摂取すると効果が戻ります。
ゼアキサンチンはルテインと同じ種類の原子で構成されていながらも、違う構造を持つ異性体で、体内で代謝によって、必要に応じた量がルテインから変換されて作られます。個人差はあるものの40歳以降になるとルテインも体内生成ができなくなるため、外部から摂取することが大切です。

効果

ゼアキサンチンの大きな特徴は、強力な抗酸化作用です。ゼアキサンチンは網膜の中心にある黄斑部に多く存在するため、活性酸素や加齢が原因で視力が低下する「黄斑変性症」や、活性酸素により水晶体が白く濁って視力低下する「白内障」の予防に効果があると言われています。
大量の光を受ける黄斑部は活性酸素が発生しやすいので、その原因となる紫外線やブルーライトを吸収する性質があり、高い抗酸化作用を持つゼアキサンチンは、網膜組織にとって保護効果がある成分として現在も研究が進められています。1994年に行われた食事調査ではゼアキサンチンの摂取量が最も多いグループと、最も少ないグループの黄斑変性症の罹患率には43%もの差があったと発表されています。

含まれている食品

パプリカ

ゼアキサンチンはルテインやベータカロテンと異なり、パプリカ、とうもろこしなど限られた食品に多く含まれています。ブロッコリーなどの緑色野菜は含有量が少ないですが、ほうれん草、ケールには多く含まれています。動物性食品ではルテインと同じく鶏卵、特に卵黄に高濃度で含まれています。

オススメな人

ゼアキサンチンは高い抗酸化作用を持つため、黄斑変性症、白内障のリスク軽減や予防をしたい人にオススメです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加