夜、見えにくいと感じたら!レチノールを摂取しよう

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15_1レチノール

概要

レチノールはいわゆるビタミンAのことで、脂溶性ビタミンの一種です。レチノールは動物性食品に主に含まれています。そのままの形で存在する他にも、体内でレチノールに変換されるプロビタミンAという物質も存在します。プロビタミンAの方は主に植物性食品に含まれます。その代表例といえるのが緑黄色野菜などに含まれるカロテノイドです。レチノールは皮膚や粘膜の健康を保つほか、視覚を正常に保ち、また細胞の分化などにも関与しているビタミンです。そのため不足すると夜盲症や胎児の奇形などの深刻な欠乏症を引き起こすおそれがあります。その一方でレチノールは尿として体外に排出されることがなく、体内に蓄積される性質があります。そのため過剰摂取にも注意が必要です。

性質

レチノールは体内でさまざまな作用を果たしていますが、中でも視覚における働きは重要です。目の網膜には光の刺激を受け取る視細胞があります。そのうちの桿状体細胞にはロドプシンという色素が存在しています。ロドプシンは光の明暗を感知することのできる物質ですが、それを構成している物質の一つがレチノールです。ロドプシンはレチノール、およびオプシンというたんぱく質が結合して成り立っています。ロドプシンには光の刺激を受けると分解され、それぞれの物質に戻るという性質があります。このロドプシンの分解をきっかけとして視神経に情報が伝達されます。そこで初めて脳は視覚という感覚を得ることができるのです。レチノールがなければ人は正常にモノを見ることができません。

効果

レチノールは人間の視覚を支える大切なビタミンです。オプシンとレチノールに分解されたロドプシンは、光の刺激がなくなると再びロドプシンに再合成されます。しかしこの再合成の過程で桿状体細胞内にあるレチノールの量は減っていき、それに伴い再合成されるロドプシンも減少していってしまいます。ですから十分な量のロドプシンを確保するためには、食事などを通して定期的にレチノールを補充することが必要なのです。レチノールの不足はロドプシンの分解・再合成という一連の流れに支障をきたさせ、眼精疲労や夜盲症といった目のトラブルを引き起こします。逆にレチノールを過不足なく摂取することによって、目の疲れを予防したり、夜間でも正常な視力を維持したりする効果が期待できます。

含まれている食品

卵の画像

レバー、卵、うなぎ、色の濃い果物や野菜。

オススメの人

目の疲労および夜間の視力低下を感じる方。

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