冬になると怖いのがインフルエンザ。インフルエンザにかかってしまうと、高熱がでて自分のカラダも辛いのですが、熱が下がって体調が回復してきてからも潜伏期間があるので一定期間は外に出ることができず、学校や仕事を長期で休まなければいけないという点でも辛いですよね。
梅干しでインフルエンザ対策!
そこで、インフルエンザ予防としてオススメしたいのが梅干です。梅の産地である和歌山県の小学校や幼稚園では風邪・インフルエンザ対策として、梅酢(梅干しを漬ける時に出来る液体)を使ってうがいをするように指導しているそうです。
このことは、実験でも証明されています。インフルエンザに感染させて培養細胞を用意し、1つはそのまま、もう1つには梅干しの成分を加えて7時間放置した結果、梅干し成分を加えた方は加えていない方に対して、約99%ものウイルスの増殖を抑制したそうです。
そんな梅干しのインフルエンザ抑制効果をより発揮するのが、梅干し茶です。これは緑茶に梅干しをいれて、スプーンなどで潰して一緒に飲むというものです。緑茶に含まれるカテキンも風邪・インフルエンザ予防に有効な成分です。それを一緒にとることで相乗効果が見込めます。是非お試しください。
梅干しには他にも嬉しい効果がいっぱい!
梅干しにはインフルエンザ抑制以外にも多くの効果がありますので、簡単にご紹介。
●疲労回復
疲労の原因となる乳酸を分解するクエン酸を含んでいます。
●カルシウム吸収促進
そのままでは吸収されにくいカルシウムですが、クエン酸と結びつくことで吸収されやすくなります。
●二日酔い対策に
梅干しに含まれるピクリン酸が肝臓の機能を活性化させる力を持っています。
●抗菌作用
梅干には食中毒の原因である「黄色ブドウ球菌」の増殖を防ぐ機能があります。
このように、冬に限らず嬉しい効果が沢山ある梅干し!食べ過ぎもよくないので、1日1~2個を目安に食べてこの冬健康に乗り切りましょう!